抜歯矯正・非抜歯矯正について

正しく矯正治療するためにはほとんど抜歯が必要になります

多くの場合、小臼歯を4本抜いて矯正治療を行います。

矯正治療をする場合、日本ではおよそ76%程度の方が歯を抜いて直しているというデータがあります。
この比率でいうと、4人に3人が歯を抜かなければきれいな歯並びに治すことが出来ないと言えます

日本人の顔は欧米人と比べ顔の立体感が少ない事が特徴です。
映画化もされた漫画「テルマエ・ロマエ」でも古代ローマ人の主人公が日本人の顔を見て「平たい顔族」と驚いていました。そのくらい日本人は骨格的に顎と歯の大きさの調和が取れる方がほとんどいないのです。

 

 

横顔のEラインを整える事が美しい口元への道です。

横顔のプロファイルの評価というのは、「鼻の高さ」「顎の高さ」「口元のライン」で総合的に評価します。
日本人は鼻が低い方が多いので相対的に口元が出て見える事が多くなります。

代表的なプロファイルの評価方法としてEラインがあります。
横から見て鼻の先と顎の先を結んだラインに口元の先が来るようになっています。

日本人の場合口元がEラインより出ている方が多くこれを整えるようにするには歯を抜歯して前歯を移動するスペースを作る必要があるのです。

前歯の角度は立っていた方がいい。

前歯の角度はある程度立っていたほうがいいのです。
例えていうなら「トンカチ」と「クギ」の関係と同じです。
クギが斜めになっているところをトンカチで叩くとすぐ横になってしまいます。
これと同じでなるべく歯を立てたほうがいいのです。

 

1歯対2歯の噛みあわせ(1歯対2歯咬合)

歯は上の歯と下の歯が1対1で噛み合うのは良くありません。
上の1本の歯と下の2本の歯の間で噛むのが理想です。

 

 

 

 

これらのことをすべて満たすためには、抜歯治療になることが多いです。
他にも様々な状況から総合的に判断して
抜歯・非抜歯治療を検討することになります。
ですから、「当院は、歯を抜かないで矯正治療します!!」というのは…お勧めできません。

矯正治療を行う医院を選ぶ場合

矯正治療に関して適切かつ充分な学識と経験を有する矯正専門のドクターによる正しい治療を受けることが大切です。

矯正には専門的な知識と経験が必要だが、驚くことに制度上、日本では歯科医師免許を持ってさえいれば、矯正治療は行える。全国で約2万人の歯科医が手がけていると見られるが、日本矯正歯科学会の会員は約6000人。うち一定の経験と知識を持ち、技術などの審査に合格した「認定医」は約2000人。治療を行う歯科医の1割に過ぎない。 上記、記事の中のF子さんが通った歯科医は、学会の会員ではなかった。
歯科医師免許さえあれば何のトレーニングも積んでいないドクターが見よう見真似で矯正治療をしても違法ではない現状があります。
特に非抜歯治療を掲げて本来なら小児用にしか使えない拡大プレートを入れて治したり、ビニールのマウスピースのような装置を使い、みせかけ的に治したりする矯正の専門技術や治療経験が不十分な医師が矯正治療を行うケースが多くあるのです。
(2006年5月18日  読売新聞) YOL内関連情報


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