キシリトール
虫歯菌を減少させ歯の再石灰化を促す!とってもいい食べ物です!!
フィンランドでは小学校で食事前に配られるています。
キシリトールとは?
白樺・樫などの樹木から生成される天然の甘味料です
- どのような物に含まれているの?
- 多くの食べ物の含まれています。
たとえば、イチゴ100g中362mg、ほうれん草100g中107mgのキシリトールが含まれています。 -
どうして虫歯になりにくいのか?
- 砂糖の場合、糖をミュータンス菌が分解し発酵させて酸をつくりだします。
その酸によって歯のエナメル質が溶かされて虫歯ができてしまいます。
一方キシリトールの場合は、ミュータンス菌によって発酵せず、虫歯のもととなる酸が発生しません。しかもミュータンス菌は菌体内にキシリトールを取り込むことで、エネルギーを消耗して活性が弱まります。さらにキシリトールを長期にわたって使用することで、ミュータンス菌の繁殖が弱まって砂糖からも酸を生産できなくなるのです。
毎日私たちの口の中では、食事やおやつなどにより発生した酸を唾液の働きによって中和し、溶けたエナメル質を再石灰化 するということが行われています。しかし酸の発生する量と回数が増えると、再石灰化が追いつかずに虫歯になってしまうのです。(唾液の働きは人によってさまざまで、分泌がよい人や酸を中和する能力 の高い人もいれば、そうでない人もいます)しかし、キシリトールは唾液の分泌を刺激し、中和を促進させます。そして唾液中のカルシウムがエナメル質と結び付く再石灰化 を活発にします。
緩衝能
エナメル質表層う蝕により失われたカルシウムが再び戻る現象
唾液中に十分なカルシウムをリン酸塩が存在し、さらに唾液のPH値が十分に高い(中性領域にある)ことが再石灰化の科学的条件です。
フィンランドでは、食事の後と寝る前に必ずキシリトール入りガムをかみます。また小・中学校では食事の時にキシリトール入りガムを配り、小さい時からの習慣づけを行っています。
●食事やおやつの後には、必ずかむ!
●寝る前に必ずかむ!
●長期間続けてかむ!
歯の表面についているネバネバしたプラークを、キシリトールにより落ちやすいサラサラのプラークに変えブラッシングが楽になります。