きれいな歯並びは美しい口元を獲得します
大人の矯正治療(成人矯正)のメリット
大人の矯正治療のメリットは、子どもの矯正と比べて途中でやめてしまうリスクが低いことです。矯正治療を途中でやめてしまうと、十分な効果を得られません。治療費が無駄になってしまうため、矯正治療は最後まで受けていただくことが大切です。
矯正治療を最後まで受けていただくことで、理想の歯並びが手に入るでしょう。
主な効果
矯正治療により歯並びを整えることで、日々の歯磨きによる口腔内の清掃効率が上がります。歯と歯の間、歯と歯茎のすき間などを磨きやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクを低減できるでしょう。
また、乱れた歯並びに対するコンプレックスが解消されて、口元が気にならなくなることも期待できます。
このように、矯正治療は歯と口の健康を守るだけではなく、笑顔と明るい日々を取り戻すための治療と言えます。
矯正治療の主な種類について
矯正治療に使用する矯正装置には、さまざまな種類があります。
それぞれのメリットとデメリットを踏まえ、患者様に適した矯正装置をご提案いたします。
当院で行っている矯正治療は次のとおりです。
金属ブラケット
歯の表面に金属製のブラケットを取り付け、金属のワイヤーを通して歯を動かします。
昔から広く行われている最もオーソドックスな矯正治療です。
メリット
- 適用できる症例が多い
- 費用を抑えられる
デメリット
- 目立ちやすい
- 金属アレルギーの方には適用できない可能性がある
- 装着時に違和感がある(数日で慣れる方が多いです)
- 口内炎になりやすい
セラミックブラケット
透明のブラケットに目立ちにくい色のワイヤーを通して歯を動かします。
歯を動かす仕組みは金属ブラケットと同じです。
メリット
- 歯の色と同調する色のワイヤーを選べるため目立ちにくい
デメリット
- 金属ブラケットと比べて値段が高い(リンガルブラケットよりは安い)
リンガルブラケット
歯の裏側にブラケットを装着する矯正治療で、舌側矯正や裏側矯正とも呼ばれます。
メリット
- 矯正装置を歯の裏側に取り付けることで矯正治療中に口元が気になりにくい
- 楽器の演奏に支障をきたしにくい
- 歯の表面を覆うエナメル質にダメージを与えにくい
デメリット
- 値段が比較的高い
- 装着直後は発音がしにくく異物感がある(2~4週間で慣れることが多いです)
- リンガルブラケットの経験がある矯正歯科医が比較的少ない
ハーフリンガル矯正
上の歯には舌側矯正、下の歯には表側矯正を行います。上の歯に舌側矯正を適用する理由は、下の歯と比べて矯正装置が目立ちやすいためです。また、話すときは舌が矯正装置に当たりやすいため、下の歯には表側矯正を適用します。
メリット
- 矯正装置が目立ちにくい
- 発音を妨げにくい
- 上下の歯に舌側矯正を適用するよりも費用が安い
デメリット
- 上下に表側矯正を適用するよりも費用が高い
マウスピース型カスタムメイド矯正装置での治療
透明の薄いマウスピースを装着して、歯を動かします。ご自身の歯型に合ったマウスピースを使用するため、食事や会話に大きな支障をきたしません。
メリット
- ブラケット矯正と比べて装着時の違和感が少ない
- マウスピースが透明なので周りの人に気づかれにくい
- 取り外し可能なため食べかすが詰まりにくい
- 取り外し可能なため歯をすみずみまで磨きやすい
デメリット
- 一定時間の装着が必要
- ブラケット矯正と比べて適用できる症例が少ない
- 費用が比較的高い